9月23日(木) 古川日出男「アラビアの夜の種族」。イーエスブックス「わたしの書店」。
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古川日出男「アラビアの夜の種族」(角川書店)についてもごもご考えたのだけど、段々とどうでも良くなってきてしまったよ。
抑圧的な立場におかれた少数民族の、抑圧された女たちは、自らが語る架空の物語を単なるハッピーエンドにはしたくない。ヒロイン格の女性の純潔性が云々とか夫以外の男性の子供をその女性が身ごもったとか、物語にそういう棘を残しておこうとする。んで、語り終えた女たちはこう言う。
「その子供の子孫が私たちです」
もう正直、頭が悪いというか何というか、色々な意味で泣ける。千夜一夜物語を反転したらこうなっちゃいましたよ。
追記:クルド人三兄弟は格好良かった。
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浅野智彦「自己への物語論的接近――家族療法から社会学へ」の感想をはてなダイアリーに書いたよ。
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(前略)いずれの場合であれ、自己物語はその信憑性を宙づりにされてしまうであろう。これは、発言そのものとその発言の真偽を支える視点とが同じ語り手に属しているために起ることである。
このようなパラドクスに対して、アウグスティヌス以来の自伝文学の伝統は、物語の内部に「回心」という独特の体験を組み込むことで対処しようとしてきた。「回心」とは象徴的な死と再生の過程であり、これを経ることによって自己物語の語り手は過去の自分との断絶と連続とを同時に手にいれることができる。
(本文18ページ)
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あはははは。
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そういえば、買った本のメモ用として、イーエスブックスの「わたしの書店」サービスを申し込んでみたよ。
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